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文系の学部学科の選び方 高度な専門職をめざさないのであれば学際系学部もあり

専門職をめざすのなら専門学科

弁護士、公認会計士、税理士など高度な専門職につきたいのなら、早いうちから意識を高めて専門の学部学科に入るとよいでしょう。たとえば弁護士をめざすなら法学部法律学科に、公認会計士をめざすなら商学部にそれぞれ入学すべきだということです。

問題は、大学入学前の段階では卒業後の進路希望を具体的にもっていない方です。こういう方は非常に多いと思います。これは別に悪いことはではありません。

文系の学部学科

そもそも日本の文系学部は、文学部(文学、歴史学、思想、哲学、社会学、教育学、言語学など)、経済学部、商学部、法学部(法律学科、政治学科)などがあります。

しかし、大学でやる勉強・研究というのは文系といえどもそれなりに難しく専門的であるため、自分が好きではない学部学科に入ると、やる気が失せるという弱点があります。これではせっかく支払った学費や入学に費やした勉強時間がもったいないです。さらに、やる気や好みというのは実際に学問に取り組んでみないとわかりにくいものです。

そこで出てくる選択肢が、理系を含めたさまざまな学問領域から構成される学際系学部への入学です。学際系学部では、たとえば文系学生でありながらも情報技術や生命科学の基礎を学ぶことができたり、法学と経済学を組み合わせて法と経済の関係を探究することができます。筆者は学際系学部の卒業生です。

 

学際系学部のよいところ

  • いろんな学問のつまみ食いができる

⇒たとえば法学系の授業が合わなかったから経営系や思想系、あるいは情報系の授業を多く履修することができます。大学によっては他学部で履修した単位を卒業単位に含めることもできます。これによってさまざまな学部学科・キャンパスの雰囲気を味わうことができます。

また、たとえば法学部法律学科に4年間在学していたとしても、そこで身につく専門性というのは法曹レベルでもない限り高く評価されません。それならば最初からいろんな学問をつまみ食いをする覚悟で大学に入学した方がお得ともいえます。

  • 学生が多様

⇒多くの学際系学部は文理融合をうたっています。そうすると一つの学部に多様な人間が集まりやすいのです。これは個性があって面白いです。

学際系学部の悪いところ

  • 専門性がつかないかも(中途半端になりやすい)

⇒いろんな学問のつまみ食いができるということは、専門性がつかないも同然なのです。

  • 歴史が浅いのでOBOGが少ない

⇒学際系学部は日本では1990年前後からでき始めました。それゆえOBOGの人脈は他の伝統ある学部よりも少ないです。

ただし、有名大学の伝統ある学部は他大学出身者を教授や学部長に入れたがらないものですが、学際系学部はそういうしがらみが少なく、外様や民間企業・官庁出身者が相対的に多いといわれています。

  • 就活などにおいて自分の学部学科や研究内容を説明するのが難しい

⇒学際系学部には総合政策学部や環境情報学部という類の名称がついていることが多く、外部の方にとっては学部名の字面だけでは何を学ぶ学部なのかよくわかりません。

学部4年間を教養課程に、大学院の数年間を専門課程に

日本の大学では1・2年生が教養課程で、3・4年生が専門課程と見なされています。しかし、学際系学部の場合は4年間すべてが教養課程といえるかもしれません。そこで学部4年間の中で特定の分野を専門的に学びたくなったら、大学院を専門課程と見なして進学してみるのもよいでしょう。

※学際系学部の内容は大学によって異なります。詳しくは各大学のウェブサイトをご覧ください。

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